みなさん、「やさしい日本語」って知っていますか?
もし近くに日本に来たばかりの外国人の方いたら、
次の質問をしてみてください。
「お手元の用紙に氏名を記入してください」
私たちにとっては普通の「丁寧な日本語」というイメージですが、
実は、日本語学習者にとっては非常に難しい表現です。
例えば災害の時、避難所に来た人の中に外国人がいて、
上記のような言い方をした場合、来日したての外国人は戸惑うと思います。
これを「やさしい日本語」に言い換えると、
「この紙に あなたの名前を 書いてください」
となります。
簡単なようですが、実は外国人が戸惑う表現が身の回りに溢れています。
そこで、今日は在住外国人に対してボランティアをしたい人を集めて
私たちワールドフレンズ天草が実践している「やさしい日本語」とはどんなものか、
そのポイントなどを学習し、実際に外国人の参加者さんに話してみる練習をしました。
参加者は外国人2名を含む18名。
天草地区の中でも遠方の牛深からもオンラインで参加してくださいました。
外国人参加者であるインドネシア人の2人はまだ日本に来て3か月。
私たちが普段使っている日本語で話した場合と「やさしい日本語」に言い換えて話した場合を
理解できるかどうか判定してもらいました!
今回は、様々な活動でワールドフレンズ天草と繋がりのある市民環境課、
男女共同参画課の天草市役所職員の方や市民活動サポートセンターあまみんのスタッフさん、
多文化共生を課題学習している生徒さんを指導されている高校の先生も参加してくださいました。
このような様々な立場や環境で「やさしい日本語」を使って外国人とコミュニケーションがとれる人が増えると、在住外国人の方々も暮らしやすい天草になっていくなぁ、と改めて喜びをかみしめた1日でした。
今年度は、休眠預金活用事業「支え合う多様なコミュニティ支援事業」の助成を受け、
このような日本語教室の運営、講師などをしてくださる人材の発掘育成研修を実施します。
研修の詳細は追ってご紹介します。
ぜひ、興味のある方に参加していただきたいと思っています。